
静かな午後に 君の匂いがした
何もないはずの部屋が やさしく騒いだ
置き忘れたままの言葉が
まだ 呼吸していた
思い出は 嘘をつけない
消そうとするほど 深くなる
抱きしめた痛みごと
愛だったと 気づいてしまった
あと一度だけ 君を見つめてもいいかな?
時間が止まるふりをして
答えなんてもう いらないけど
願ってしまう もう一度だけ
空を切る飛行機雲
消えてゆく君の影
名前を呼べば壊れそうで
ただ 背中を見送った
あと一度だけ 君の声を聞かせて
夢と知っててもかまわない
触れられない距離のままでも
心だけは となりにいたい
さよならを選べなかった
やさしさが ずっとここにいる
記憶の奥 ほどけた糸に
今も触れてしまう
あと一度だけ 嘘じゃない笑顔を
風にまぎれて 消えていく前に
愛してた、なんて言えないままで
きっとずっと 想っている
アトイチドダケ
音楽配信アプリのフォロー

